【上島さん(右から2人目)】
民謡やよい会(吉輪康一会長)による36回目の発表大会が、6月7日午後1時から三重県伊賀市西明寺の市文化会館さまざまホールで開かれる。入場無料。今年は市内の8教室で唄や三味線、尺八、踊りを習う約40人が稽古の成果を披露する予定で、小学生2人も初めて大舞台に上がる。
「安来節」休まず稽古 小学1年の上島さん
1年ほど前から上野東部地区市民センター(緑ケ丘東町)での教室に通う、市立成和西小1年の上島條之祐さん(6)は、山形県の「花笠音頭」、島根県の民謡「安来節」の「どじょうすくい踊り」などに挑戦する。昨年、地元の敬老会には出演したが、発表大会は初となる。
三味線を習う親戚の大北薫さん(63)とともに月2回の稽古にはほぼ休まず通う。どじょうすくい踊りは「かごからドジョウが出てくる動きが面白い」そうで、自宅では民謡で使う締太鼓をよくたたいているという。
中野弥生会主(79)は「習い始めたころと比べると1人でうたうことも踊ることもできるようになり、成長を感じる。これからも楽しんで民謡を続けてほしい」と目を細めていた。
元気良く大きな声で 小学2年の鳥居さん

上野東小2年の鳥居奈美さん(7)は、母の利江さんとともに同センターでの教室に通っており、今春には「サークルまつり」に出演している。
「民謡はとても楽しい。稽古もみんなが明るく優しいので楽しい」そうで、今回は会員の女性2人が踊る高知県の「よさこい鳴子踊り」に唄で出演する。「始まりの『よっちょれよー』から元気良く大きな声で唄えるよう頑張りたい」と意気込みを語った。
中野会主は「唄がうまく、礼儀や片付けなどもきちんとしているので、成長が楽しみ」と期待を込めて語り、「年配者が多い中で、2人から元気をもらえているのがありがたい」と話していた。
旧6市町村の音頭や小唄
伊賀市の旧市町村には、ご当地の民謡や音頭、小唄などがいくつもあるが、コロナ禍や少子高齢化などの影響でうたう機会が減り、同会でも「このままでは次の世代に伝わらず消えてしまいかねない」と危機感が募っていた。今年3月に阿山地区の文化交流会でコーラスの人たちと一緒に「阿山町音頭」を披露したところ、アンコールで再度演奏するほど好評だったという。
今年の発表大会の演目39曲の中には、旧伊賀町の「芭蕉音頭」「伊賀町音頭」、旧阿山町の「阿山町音頭」、旧島ヶ原村の「島ヶ原小唄」、旧青山町の「げなげな節」、旧大山田村の「大山田ふるさと音頭」、旧上野市の「伊賀上野小唄」が並ぶ。中野会主は「各地に伝わる音頭や小唄は、歌い継がないと残せない。生の歌と演奏で伊賀や全国の民謡を知ってもらい、次世代へつないでいきたい」と思いを語った。
問い合わせは中野会主(0595・23・7617)まで。
















