【女性2人の遺体が見つかった現場付近=奈良市月ケ瀬で】
三重県警は7月17日、女性1人の遺体を遺棄したとして、奈良市法蓮町の会社員、今北享宏容疑者(37)を死体遺棄容疑で逮捕したと発表した。現場では女性2人の遺体が見つかっており、県警は行方が分からなくなっていた伊賀市の女性(44)と大学生の娘(20)とみて身元確認を進めるとともに、死亡に至った経緯を調べている。
逮捕容疑は2月上旬、奈良市月ケ瀬の名張川左岸で女性1人の遺体を遺棄した疑い。今北容疑者は「間違いありません」と容疑を認め、「1人で遺棄した」という趣旨の供述をしている。
県警によると、今北容疑者は7月14日から事情聴取を受け、16日に遺体を遺棄したことを認めて遺棄場所を案内した。捜索の結果、17日に川沿いの道路から約5メートル下の草むらで、ビニールシートに包まれた2人の遺体を発見した。
遺体は死後相当期間が経過しているとみられ、県警は司法解剖を行って身元の特定と死因の解明を進める。
母娘は伊賀市内で2人暮らしだった。4月14日に娘が通う大学から「所在が分からない」と伊賀署に通報があり、5月13日には市役所から母親の安否確認の要請が寄せられた。県警は2人が事件に巻き込まれた可能性が高いと判断し、同21日に伊賀署に特別捜査本部を設置していた。
今北容疑者は三重県内の介護関係の会社に勤務。既婚だったが母親と交際していたという。
県警は今北容疑者が2人の死亡に関与しているとみて、捜査を進めている。
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