【ケヤキの前でマルシェへの来場を呼び掛ける神山さん=伊賀市阿保で】

 三重県伊賀市阿保の旧市役所青山支所の跡地にある高さ約15メートルのケヤキの周りで、マルシェイベント「AOYAMA ichiba」が4月28日午前10時30分から午後3時まで開かれる。

 「子どもたちが帰ってくるまちへ」を合言葉に青山地区の活性化を目指す地元グループ「NEOBIRU(ねおびる)」が主催。ねおびるは、「寝ぼける」などの意味を持つ古語が由来だという。

 昨夏に活動を始め、これまでに児童生徒を対象にした勉強会や座談会、愛農学園農業高校(別府)とコラボした食育や季節のイベントなどを開いてきた。マルシェの開催は、住民に長年親しまれてきたケヤキをよりどころとして、地域の産品や魅力を発信するのがねらいで、昨年11月に続き2回目となる。

 今回はオムレツやから揚げ、どて煮、タケノコの天ぷら、綿菓子、地酒の飲み比べ、アクセサリー、市内で採れたアスパラなどを販売する計約20店が並ぶ。マロンクッキーは、「キッズハッピープロジェクト」として地元の子どもが企画、製作、販売を手掛ける。

 箸づくりやウッドバーニングの体験コーナーもあり、地元の花火大会の開催に向けた募金箱も設置する。同グループ代表の神山幸久さんは「青山のまちや人を明るく元気にしたい。今後も継続的に開いていく」と話した。

 問い合わせは神山さん(0595・52・0029)まで。

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