【練習する長距離部門の選手たち=伊賀市久米町】

 12月24日に京都市で開かれる「第74回全国高校駅伝競走大会」に、伊賀白鳳高校(三重県伊賀市緑ケ丘西町)陸上競技部が県代表として出場する。3年連続34回目の都大路を前に、長距離部門の選手たちは入賞の8位以内と県高校記録の更新を目指し、寒空の下、練習に励んでいる。

 11月の県予選は2位に約5分差をつけて優勝。序盤1、2区は3、2位だったが、3区で主将の間野至恩さん(3年)が先頭に立ち、リードを守った。同月の東海大会は1、2年中心のメンバーで県勢最高の7位に入り、来年につながるレースができたという。

 調子が良くても悪くても「心を込めていろんなことに取り組む」姿勢を忘れないようにと、今夏以降、顧問の後藤剛教諭(32)がチームのキーワードに掲げてきたのは「心」の1文字だ。「互いに言葉を掛け合い、どんな展開になっても慌てず崩れずレースができたことが結果に現れた。全国でも『心の駅伝』を貫いてほしい」と期待をかける。

 全国メンバーは間野さんと、今夏のインターハイで5000メートルに出場した秋山稟央さん、山中航太さんの3年生3人を中心に編成される予定。昨年はアンカー(7区)を任された間野さんは「全員が全国に向けて意識を高めている。仲間や支えてくれる方々の思いを背負い、順位を上げていきたい」と語った。

 大会の発着点は京都市右京区のたけびしスタジアム京都。男子は午後0時30分にスタートし、42・195キロを7人でつなぐ。同高は2021年の全国大会では2時間6分11秒で21位、22年は2時間7分47秒で26位だった。

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