【作品を紹介するメンバー=伊賀市で】

 絵画や陶芸など、三重県伊賀地域出身・在住のさまざまなジャンルの作家が集まる作品展「第10回NH展」が、12月1日から6日まで名張市新田の堤側庵ギャラリーで開かれる。入場無料。

 メンバーは40代から80代の男女10人。今回の出品作は、絵画は高さ4メートル・幅3メートルの大きなものから10号以内の小品まで三十数点あり、他に木彫、陶芸、ガラス作品など計100点ほどが並ぶ予定。

 名張市の小牧昭夫さんは「宇宙パラダイム」という、正邪の世界を感じさせる陶の作品群を、伊賀市の浅名佳子さんは、廃墟となった海辺の家屋から漁師の暮らしをほうふつとさせる心象風景を、油彩の「越後の筒石」という作品に仕上げた。

 節目の第10回を迎え、同展を始めた松生良人さん、森中喬章さんの遺作や、同会の趣旨や10年の歩みを振り返るパネルも展示。更に昨年同様、各自のメッセージを込める小作品企画「エトセトラ」もある。

 事務局の惠村正大さんは「今後に向け、それぞれまた新たな気持ちで頑張っていこう、という雰囲気を感じて頂けたら」と話した。

 時間は午前11時から午後6時(最終日は同4時)まで。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・65・3002)まで。

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