【作品を紹介する小阪さん】

 抽象画の作品で知られる三重県伊賀市上野万町の画家、小阪のり子さん(69)の個展が、10月11から17日まで開かれる。

 地元での個展は2年ぶり6回目。荷を積んだ琵琶湖の舟を題材にした「丸子舟の夢」、桜の季節の終わりごろを描いた「かたくり」など、「いのち」を主題にアクリル画や水彩画など二十数点を披露する。

 また、学生時代から俳句をたしなみ、月を眺めた時に「昆虫も『月が奇麗』と思って鳴いているかもしれない」と感じて詠んだ俳句「朝顔の小さき青の草の道」を添えて描いた作品もある。

 小阪さんは「芭蕉祭(12日)に合わせた開催なので、絵と句から何かを感じて頂けたら」と話す。

 会場は伊賀市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」。入場無料。時間は午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)へ。

2023年9月23日付852号16面から

- Advertisement -