【(左写真)伊賀白鳳高・小林選手、(右写真)近大高専・清田選手 】

初舞台で活躍誓う

 大阪市内で開かれる「第38回U20日本陸上競技選手権」の男子3000メートル障害に伊賀白鳳高校(三重県伊賀市緑ケ丘西町)3年の小林周太郎選手(17)、同走幅跳に近畿大学工業高等専門学校(名張市春日丘)4年の清田偉斗選手(19)が初出場する。

 大会は6月9日からで、男子3000メートル障害は11日、同走幅跳は12日。会場はヤンマースタジアム長居。ともに参加標準記録をクリアして出場資格を得たもので、8月に南米コロンビアで開かれるU20世界陸上競技選手権の予選会も兼ねている。

 志摩市出身で、中学までは長距離が専門だった小林選手は、同高入学後に障害レースを始めた。身長185㌢の体格やストライドを武器に、昨秋の東海新人大会では9分8秒41の自己ベストを記録し、今年5月の県高校総体でも優勝。6月1日に校内でリモート開催された壮行式で、小林選手は「自分のリズムを守り、持てる力を十分発揮できるよう頑張りたい」と意気込みを伝えた。

 清田選手は、昨夏の東海高校総体でマークした7メートル52が自己記録。この1年ほどは度重なる両足のけがに悩まされ、記録は伸ばせていないが、治療やリハビリの間は競技について考える時間ができたことに加え、「体幹トレーニングに重点を置いてきたことで、スプリント力が向上してきた」と実感している。自身3回目となる全国大会に向けては「自己ベストを更新して次の段階へ進みたい」と飛躍を誓った。

2022年6月11日付821号4面から

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