【作品の傍らに立つ上村さん=伊賀市小田町で】

 絵画の世界で「多くの方々に育てられ」17年。今年1月に還暦を迎えた三重県伊賀市小田町の上村信恵さんの絵画展「刻の彩跡Ⅲ」が、4月22から26日まで、同市上野福居町のギャラリー「アートスペースいが」で開かれる。入場無料。

 「絵は眺めるのが好き」で、海外留学を控えた娘とともに、前田教育会館(同市大谷)で開かれていた絵画教室で、廣重明さんや故・上田保隆さんらから描くことを学んだ。普段は経営者として多忙な日々を送る傍ら、早朝や休日にキャンバスと向き合う時間は「自らのリセットのためでもある」と楽しんでいる。

 近年の代表的な題材は、自宅の木製キャビネットに並ぶグラスたち。「季節や時間が移っても、そこに変わらずいてくれた存在」であることにふと気づいたといい、2024年の二紀展では「昼と夜 the2000’s」と題した大作で奨励賞に輝いた。二紀会三重支部や三重県洋画協会、アートフォーラム三重の会員として数多くの作品展に参加している。

 伊賀地域での個展は7年ぶり3回目で、7年前に同ギャラリーで開いた個展は「内外の方がたくさん見に来てくれて、まるで生前葬みたいだった」と笑う。今回は20号から100号まで15点前後を出品予定で、「絵を通じて、還暦の節目に、また皆さまとの新たな出会いがあれば」と期待を込めて話した。

 作品展は午前11時から午後6時(最終日は同4時)まで。

 問い合わせは同ギャラリー(0595・22・0522)へ。

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