【緊急会見で釈明する稲森市長(右)=伊賀市役所で】

 三重県伊賀市の稲森稔尚市長(42)は6月4日、津市議会の女性市議との親密な関係を指摘した週刊誌報道を受けて緊急の記者会見を開いた。記事の内容について、津市内のアパートで会っていたことは認めたが、「不貞行為の事実はない」と不適切な関係を強く否定した。

 緊急会見の冒頭、稲森市長は「市民や市役所の職員、家族に対して多大な心配かけ、大変心苦しく、心からお詫び申し上げたい」と謝罪した。女性市議との関係については「政治活動を通じた友人」と答え、昨年5月以降に相談しあうようになったという。

 アパートでの面会は昨年12月ごろから今年5月の間に計10回程度だったと説明。「(市議の)後援会事務所として登録してある場所と聞いていた。今となって考えてみれば、生活の場と取られかねないアパートに行くことは、適切ではなかった。大変軽率だった」と反省を口にした。

 記事中で取り上げられた女性市議との通信アプリを通じたメッセージのやりとりについては「やりとりはあったが、記事にあるようなやりとりではない」と否定した。データは既に削除したという。

 一方、今回の報道に対し、稲森市長は「事実と異なり、私や関係者の名誉を傷つける内容だった」と批判。また、「不当な手段での情報収集活動が認められた」として民事と刑事双方で法的措置を取る可能性も示した。

 この日は、市議会の6月定例月会議の初日で、その後に開かれた議員全員協議会では「今後とも職務に全力を注ぎ、市民の期待に応えていく決意」と述べ、続投の意思を示した。

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