【YOUのインタビューに応じる北川市長=名張市役所で】

 三重県名張市の北川裕之市長(63)は5月25日、市長就任1か月を迎えた。YOUの単独インタビューに応じた北川市長は、選挙戦で公約に掲げた中学校給食の導入について「6月の定例議会に、およそのタイムスケジュールを示したい」と意欲を語った。

 同市では、小学校の昼食には自校方式で給食が提供されているが、中学校は原則弁当を持参することとしており、給食は実施していない。県によると、中学校給食が導入されていないのは県内市町で同市のみとなっている。

 市が設置した検討委員会から2016年、共通の給食センターで調理する「センター方式」や業者に弁当を注文する「デリバリー方式」などが提言され、市教委は小中学校共通の給食センターを設置するセンター方式での実施に前向きな姿勢を示していたが、その後は各学校の空調設備の導入などが優先され、中学校給食については計画が停滞していた。

 この日のインタビューの中で北川市長は中学校給食について「やらなきゃいけないこと」と強調した上で、「ただ具体的に進めるには、運営をどういう方式でやるかが大事。調査をきちんと進めるよう、教育委員会にお願いしている。『頑張ります』では話にならないので、『ここを目標に、実現するよう進めていく』という示し方をしたい。でないと、市民の方も納得されないと思う」と語った。

 この他、北川市長のまちづくりへの考えなど、詳しいインタビュー内容は6月11日付YOU821号紙面で紹介します。

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