【ラウンジ区画の前であいさつする川口会頭=名張市南町で】

 三重県名張市南町の名張産業振興センターアスピア内にテレワーク施設が完成し、3月8日にプレオープンセレモニーが開かれた。コワーキングスペース(共有型の仕事場)とレンタルオフィスを備えており、設置した名張商工会議所の川口佳秀会頭は「県外、特に都心部の企業に利用頂けたら」と期待。コロナ禍を機に多様化した働き方に対応し、地域の新たなビジネス拠点としたい考えだ。

施設内の個室ブース=同

 2月に名張駅前に移転した市観光協会事務所があった1階のスペースやロビー、2階レストランの一角を活用した。整備にかかった費用は約2000万円で、うち国の補助金が約1800万円。レストランと同じく、名張商業都市開発が委託を受け運営する。

 施設にはオープン席が13席、ラウンジ席が6席、音が漏れにくくウェブ会議に適した個室が2室、レンタルオフィス用の約12平方メートルの部屋が1室ある。高速Wi-Fi環境も整っており、ロッカーやコピー機の他、ヘッドセットなどのレンタル備品もある。

 コワーキングスペースとしては3時間で1人500円(1ドリンク付自由席)から利用でき、月額利用で専用席化も可能。レンタルオフィスは月額税込み5万5000円(商議所会員は4万9500円)。

 営業時間は平日午前9時から午後5時(レンタルオフィスの時間は別途相談)。グランドオープンは4月1日で、3月末まではドリンクを除き無料で利用できる。

 問い合わせはレストランサロンアスピア(0595・64・6330)まで。

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