【名張署の嘱託警察犬に委嘱されたトラ丸と谷さん(右から2人目)ら=名張市蔵持町芝出で】

 三重県警名張署は12月22日、嘱託警察犬を名張市すずらん台の谷悠利香さん(32)の愛犬、「トラ丸」ことカデット・フォム・キョーラクソウ号に委嘱した。2022年1月から1年間、“鼻の捜査官”として行方不明者の捜索や犯罪捜査などに出動する。同署管内の嘱託警察犬は18年以来だという。

 トラ丸は愛称で、シェパードの7歳の雄。においを手掛かりに人が歩いたルートをたどる足跡追及部門を担う。19年から津署の嘱託警察犬として活動しており、行方不明者の捜索などでこれまでに4回出動した。

 津署管内在住の元の所有者が高齢で世話が難しくなったため、知人の谷さんが今年7月から引き継ぎ、普段は伊賀市沖の三重碇警察犬訓練所で暮らすトラ丸を通いながら世話している。谷さんによると、トラ丸は人にも他の犬にも優しい穏やかな性格だという。

 この日、名張署で嘱託書交付式があり、樋口弘道署長が谷さんと同訓練所の碇良博所長に嘱託書と記念品のドックフードをそれぞれ手渡した。谷さんは、人命救助などの手柄を立てた同署の前任の嘱託警察犬「イッシー号」について触れ、「イッシー号を超える活躍をして、名張を守っていけたら」と語った。