三重県は4月19日、県外に通学する名張市の10代男子高校生1人と10代から80代の県内男女15人(四日市市発表分10人含む)が新型コロナウイルスに感染し、入院していた80代女性1人が死亡したと発表した。また、川越町の貨物輸送業「株式会社伸栄冷蔵」 で従業員1人、四日市市の通所介護施設「大矢知福祉サービスセンター」で利用者2人の感染が新たに確認され、県はそれぞれ県内57、58例目のクラスター(感染者集団)に認定した。県内の感染者は延べ3189人、死亡が確認されたのは75人となった。

 発表によると、県外の感染者として発表された名張市の10代男子高校生は、2日から3日と5日から13日に県外の高校に通学。無症状だが接触者として16日に検査をしたところ、陽性が判明した。濃厚接触者は同居家族2人。

 桑名市の40代自営業男性は、17日に陽性となった70代男性の自宅を10日から11日に訪問。14から16日まで県内に出張しており、濃厚接触者は同居家族1人、接触者は職場関係者3人。他にも、17日に同市で感染が確認された女性の濃厚接触者として、20代自営業男性の感染も判明した。

 亀山市の20代介護施設職員の女性は、14日に陽性となった40代別居親族の女性が3日に自宅を訪問するなど接触があった。感染可能期間内での出勤はなく、濃厚接触者は特定されていない。

 鈴鹿市の10代女子学生は、15日に陽性となった50代男性の同居家族。同市では、県外に出張していた30代会社員男性も感染した。

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