前身の上野工高時代から15年間、年末恒例の「全国高校駅伝競走大会」の県代表を守ってきた、伊賀白鳳高校(伊賀市緑ケ丘西町)。今年の県大会では優勝した四日市工高の後塵を拝し敗れたが、半月後の東海大会では一丸となって優勝を勝ち取り、都大路への切符は今年も途切れることなく獲得した。【練習に汗を流す長距離部門の選手たち=伊賀市久米町の同高第2グラウンドで】

 2位だった今年の県大会は、全7区間のうち6人が区間賞だった昨年を26秒上回る2時間9分41秒、東海大会でも遜色ない2時間9分43秒を記録した。顧問の中武隼一教諭(35)は「県大会で力を出し切れなかった悔しさをモチベーションに変え、目標を定めて一丸となれたことで、粘り強くしぶとい、伊賀白鳳の駅伝を取り戻せた」と分析する。

 東京五輪男子マラソン代表に内定したOBの中村匠吾選手(27)の活躍は、生徒たちの励みだ。同じ四日市市出身で主将の田中慎梧君(3年)は「先輩方や自分たちがやってきたことが間違っていなかったと実感し、勇気をもらえた」と話す。

 夏合宿を経て団結力を増したチームだけに、県大会は「悔しいの一言」(田中君)。アンカーとして昨年の都大路を経験し、高校生活の目標に据えた区間賞を狙っている佐伯陽生君(3年)は「アップダウンが続く東海ではチームの持ち味をうまく出せた。残りの時間、しっかり調子を合わせていきたい」と意気込みを語った。

 全国高校駅伝は12月22日、京都市右京区のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に開催。男子は70回の記念大会に当たるため、都道府県代表47校に地区大会優勝の11校を加えた計58校が出場する。

2019年12月21日付 762号 6面から