【石川県に向けて出発するDMATの4人=名張市百合が丘西1で】

 石川県能登地方で1月1日に最大震度7を観測した地震を受け、三重県の名張市立病院のDMAT(災害派遣医療チーム)が4日午前、医療物資を積んだ救急車で出発した。

 石川県から厚生労働省DMAT事務局、三重県を通じた派遣要請が3日にあった。派遣されるのはリーダーの笹本浩平医師(44)、中井祐樹看護師(39)、藤永和大看護師(36)、小竹顕作業務調整員(46)。4人はDMATの拠点となっている七尾市の公立能登総合病院などに向かい、被災地での救護活動を行うという。

 名張市立病院から被災地へのDMAT派遣は初で、笹本医師は「オールジャパンの支援の一つとして、名張からも支援させて頂けたら。日ごろの訓練、診療が少しでも役に立てば」、藤永看護師は「病院から病院への搬送が中心と予想され、救急車を選定している。道が悪いと聞いているので、自分たちの安全も確保しながら現地で活動したい」と話した。

 市によると、緊急消防援助隊や応急危険度判定士なども準備も整えており、要請に応じて派遣するという。

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