【参加者に向けてあいさつする北川市長(左から2人目)ら=名張市鴻之台1で】

 三重県名張市の諮問機関「市立病院在り方検討委員会」の答申についての市民説明・意見交換会が5月27日、始まった。初日は市防災センター(鴻之台1)に約30人が集まり、北川裕之市長らと意見を交わした。

 市立病院を巡っては、在り方検討委が2月、「経営形態を地方独立行政法人とすべき」などと北川市長に答申。市は答申を受け、30日までに計3回の説明会を開き、参加者と意見交換する。出た意見は、同病院改革検討委で5か年の経営強化プランを策定する際に反映されるという。

 この日は、病院事務局の担当者が答申の概要などを説明した後、質疑応答を受け付けた。参加者からは、経営形態について、独法化の是非や詳細なデータを示すよう求める意見などが上がった。北川市長は「市民の命と健康を守り、いかに継続的、安定的に行えるかが一番の柱。今のままで良いという認識はない。答申の中身を調査し、足りない材料や資料を補いながら慎重に判断したい」などと答えていた。

 説明会は、28日午前10時からは桔梗が丘市民センター(桔梗が丘6)、30日午後7時からは市教育センター(百合が丘西5)で開かれる。

 問い合わせは、同病院医事経営室(0595・61・1100)へ。

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