【ティーボール体験をする子どもら=名張市夏見で(3枚とも)】

 野球やソフトボールが未経験の子どもたちに野球を体験してもらうイベント「ちびっこ野球フェスタ」(三重県高校野球連盟主催)が、1月28日に名張市内で開かれた。少年団などのチームに所属していない4年生以下の男女約40人が参加し、現役高校球児らとともに、ボールを投げたり打ったりして楽しんだ。

 野球人口の増加や競技の普及・人材育成などに各都道府県の高野連が取り組む「高校野球200年構想」の一環で、県内初の試みとして昨年2月に開催予定だったが、新型コロナ感染拡大の影響で中止に。今年は前週の1月21日に未就学児を対象に開かれ、約20人が参加していた。

ダイヤモンドリレーで体を動かす子どもら

 会場のマツヤマSSKアリーナ(同市夏見)では午前9時から、4つのグループに分かれてキャッチボールやティーボール体験、的当て、ダイヤモンドリレーなどが行われた。この日は伊賀地域の公立・私立6校の野球部員とマネジャー計100人ほどが、笑顔を絶やさず子どもたちを引率し指導していた。

 終了後、参加した児童らは「楽しかった」「野球が好きになった」などと感想を話し、名張青峰高野球部の朝日寛太さん(1年)は「野球を通じて友だちも増え、絆も深まると思う。ぜひ野球を楽しんで」、上野高野球部の川邉優治監督は「今日をきっかけにボール遊びや野球を楽しんでもらえたら」と子どもたちに呼び掛けていた。

終了後に記念撮影に臨む参加者と高校生たち
- Advertisement -