【寄贈式に出席した的場会長(前列右から2人目)と中村副市長(同3人目)ら=名張市役所で】

 三重県名張市の社会奉仕団体、名張ロータリークラブ(RC)は12月22日、ふるさと学習資料集「なばり学」上下巻各800冊、計1600冊を市に寄贈した。市は来年度、市内の小学1年生に上巻、5年生に下巻を配布する。

 同市では2018年度から、小中学校の社会科や総合学習などの授業で資料集を活用し、義務教育9年間で子どもたちに地元への関心を深めてもらう学習を展開している。これまでは市の予算で市教委が発行していたが、今回は同RCが地域への教育貢献の一環で発行にかかる費用を負担した。

 市役所であった寄贈式で、同RCの的場敏訓会長が中村岳彦副市長に目録を手渡し、市は同RCに感謝状を贈呈した。的場会長は「青少年の健全育成のため協力させて頂いた。名張の事をもっと知りたいと思わせる内容で、よくできた冊子だと思う」とあいさつ。中村副市長は「未来を担う子どもたちの傍らに常にあり、学校生活を共にする資料。ご寄贈頂けたことに感謝申し上げたい」と述べた。

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