【衣装を着てマジックを披露する中森さん=伊賀市上野田端町で】

 「皆さんが明るく元気で、笑顔になれるひとときをお届けできたら」。三重県伊賀市上野田端町の中森知里さん(67)が、「マジョンナ」の名で行うマジックショーが評判を呼んでいる。

 仕事の傍ら、趣味でマジックをたしなんでいたが、2016年に退職してから本格的に活動するようになった。19年以降は、市内外のイベント会場や保育所、子育てサロン、介護施設などの他、市民センターや地域の行事(クリスマス会、敬老会など)にも出向き、名古屋大学での舞台に上がったこともあった。

 花やスカーフ、ロープ、トランプなど小物を使った定番のマジックから、篠笛、琴の奏者とともに行う「和の舞踊マジック」まで、合間の衣装チェンジや自作の小道具など、工夫を凝らしたショーを繰り広げている。

 中森さんは「イベントの種類や年齢層によって反応が違うので、お客さんに合わせた内容や演出を工夫するのが難しくもあり楽しいところ。何年経っても常に模索している」と話していた。

2022年9月10日付827号2面から

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