【ポスターを手に来場を呼び掛ける担当者】

 大都市の美術館を巡回してきた現代工芸美術家協会の「日本現代工芸美術展」が60回を記念し、三重県の伊賀市文化都市協会の主催で同市内3つの文化財施設で開かれる。

 史跡旧崇広堂(同上野丸之内)をメイン会場に、赤井家住宅(同上野忍町)、入交家住宅(同上野相生町)で5月26から6月5日の午前10時から午後6時30分(最終日は同4時)まで。入場は無料。

 同展は日本を代表する工芸美術の最高峰とされる。会期中は日本芸術院会員の5人も参加し、漆、染織、金属、皮革、七宝、ガラスなど120点にも及ぶ作品が展示される。

 また、各会場では「陶」「漆」「硝子」の花器と伊賀華道協会各流派による「『工芸美術』と『いけばな』の響宴」がある。更に赤井家住宅ではカフェスペースで出展作家の茶わんで抹茶と菓子(午前10時から午後5時、400円)が味わえ、5月29、6月5日は出展作家による「ギャラリートーク」(午後1時30分から同2時30分、無料、各回20人予約制)もある。

 同協会の担当者は「めったに目にすることのない素晴らしい作品の数々を歴史情緒あふれる建物の雰囲気とともにお楽しみください」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせは同協会(0595・22・0511)まで。

2022年5月14日付819号15面から

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