【三重県庁=津市広明町】

 三重県は4月4日、名張市20人、伊賀市17人など県内で363人(四日市市発表分75人含む)の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。感染者数が前週の同じ曜日を下回るのは3月23日以来12日ぶり。県内の特別養護老人ホームと有料老人ホームで県内148、149例目のクラスター(感染者集団)が確認された。県内の感染者は延べ5万7728人となった。

 発表によると、感染者の市町別内訳は、津市101人、四日市市75人、鈴鹿市54人、桑名市30人、名張市20人、伊賀市17人、伊勢市15人、松阪市12人、亀山市6人、鳥羽市と玉城町が各5人、いなべ市と菰野町が各4人、熊野市と明和町が各3人、東員・度会町と県外が各2人、川越・朝日・多気町が各1人。

 県内の入院患者は前日比2人減の139人、うち重症者は増減なく4人で、病床使用率は28・1%、重症者用は7・7%。自宅療養者は前日から28人増えて4354人。

 クラスターが発生した特老ホームでは、検査対象者63人(職員29人、入所者34人)のうち24人(同8人、16人)が陽性に。有料老人ホームでは対象者83人(職員50人、入所者など計33人)のうち12人(同3人、9人)の陽性が確認された。いずれも対象者の検査は完了しているという。

 名張市の新規感染者は、10歳未満4人、10代4人、20代2人、30代6人、40代4人。他に県外事例として、10歳未満男児と40代男性の感染も確認されている。

 伊賀市の新規感染者は、10歳未満6人、10代3人、30代4人、40代3人、60代1人。

※2022年4月4日午後4時58分追記

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