【春のインカレに出場した髙島さん(左)と堀田さん(いずれも提供写真)】
「全力尽くす」好相性ペアで力伸ばす
三重県伊賀市桐ケ丘出身で、日本大学3年の髙島楓真さん(21)が、アフリカ大陸北部のスペイン領メリリャで7月20日に開幕するヨット競技スナイプ級のジュニア世界選手権「ジュニアワールドチャンピオンシップ2026」に日本代表として初出場する。

津工業高校時代に競技を始め、1人乗りのレーザーラジアル級で競技に打ち込んだ。2022年には全国高校総体(インターハイ)に出場した。
同大ヨット部では、2枚の帆を使い2人で乗るスナイプ級に転向。操船を担うスキッパーとして競技に取り組み、昨年11月に神奈川県の江の島で開かれた全日本ジュニア選手権では、2年の堀田帆斗さんをクルーに迎えて優勝。世界選手権への切符をつかんだ。
持ち味は、体格を生かした強風下でのレース運びだ。5月の春季インカレでは、強風の中で出場した3レースを全て制し、実力を示した。
一方で、ここまでの競技生活は順風満帆ではなかった。「大学入学当初は、練習の厳しさについていくのが精いっぱいで、思うような結果が出なかった」と振り返る。
転機となったのは堀田さんとのペア結成だった。「うまくかみ合った。相性が良かった」といい、急速に力を伸ばし、全日本ジュニア選手権制覇につなげた。
体格差も課題
現在は東京都内で学生生活を送りながら、週末は神奈川県の三浦半島にある葉山町を拠点に練習を重ねる。世界の舞台では海外勢との体格差も課題とみており、「強風下でも負けないよう、毎日トレーニングを続けて体重を増やす努力をしている」と話す。
「子どものころは、サッカーや剣道など何をやっても長続きしなかったが、今は1つのことに熱中し、全力を尽くせるようになった。自分自身、とても成長したと思う。家族の応援も力強い」と話す髙島さん。地元企業から協賛も受けており、「その名前を入れた帆で優勝を目指したい。生まれ育った伊賀に少しでも貢献できれば」と意気込みを語った。
2026年6月13日付917号2,3面から












