伊賀ブランド「白鳳梨」の本格的な出荷が8月6日、伊賀市羽根の選果場で始まった。今年は「幸水」「豊水」の2種類計約300トンの収穫を見込んでいる。【集荷した白鳳梨を選果する組合員ら=伊賀市羽根で】

 白鳳梨は1948年から同地区で栽培を始めた。寒暖差のある盆地の気候を生かしながら、袋掛けしない栽培方法を採用し、現在は18戸の生産農家が計約11万平方メートルで甘みが強い梨づくりに取り組んでいる。

 この日の選果場では組合員ら約40人が、ベルトコンベヤー上の梨を手に取り、色や大きさを確認しながら選果作業と箱詰めの出荷作業に追われた。

 同組合の樋口良紀組合長(61)は「今年は梅雨が長く不安だったが、気温が上昇した8月以降は甘さも例年並みになった」と話した。

 白鳳梨の出荷は、幸水が8月下旬ごろまで、以降に豊水が9月下旬ごろまで続く。直売所は選果場の隣にあり、販売期間中は無休。時間は午前9時から午後6時まで。

 問い合わせは同組合(0595・21・5862)へ。

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