【近大高専-津田学園 9回裏、最後の打者の飛球をキャッチした一塁手・進藤選手(左)とガッツポーズで駆け出す主将・中里選手(右手前)ら=津市本町で】
第108回全国高校野球選手権三重大会(朝日新聞社、三重県高校野球連盟主催)の準々決勝4試合が7月23日、県内2会場で行われ、伊賀地域で唯一勝ち残っていた近大高専は、昨夏の覇者・津田学園と対戦。先制を許すも2回に逆転し、中盤以降は粘る投手陣を守備陣が幾度も好守で盛り立て、5‐2で勝利した。近大高専は2011年以来15年ぶりに夏4強入りを果たした。

近大高専は右腕・大杉仁人投手(3年)が先発。初回、連続四球などで無死満塁から併殺崩れの間に1点を先制されるが、2回に二死から満塁とし、主将・中里将英選手(2年)の1・2塁間を破る適時打で追いつき、更に2連続四死球による押し出しでこの回3点を挙げる。3回には長打からの犠飛で1点差に迫られるも、4回に山本旬人選手(同)の左中間への三塁打で再び2点差に。5回以降は両チームともスコアボードに0が並び、迎えた9回、近大高専は二死3塁から相手投手のボークで貴重な追加点。7回途中からマウンドに上がった左腕・池田怜司投手(同)が9回の二死2、3塁のピンチも乗り切った。
試合後、近大高専の伊藤康弘監督は「初回も最少失点で、しっかり立ち直ってくれ、3年生としての責任を果たしてくれた」と大杉投手の好投に言及。好捕を連発した守備については「元々守備範囲の広い選手たちだが、今日は神がかっているようなプレーもあった」とコメントし、「互いにあと1本が出ない中で、最後まで攻めていく姿勢は見せられた。1試合ごとに成長していると思う」と評価していた。

この日の4打席で同点適時打を含む2安打を放った中里選手は、今春の県大会終了後に2年生ながら主将となった。「3年生が少ない中で、夏までにチームをまとめようと必死だった。学年に関係無く言うことは言うようにしてきた」と振り返り、次戦に向けては「チーム一丸で、ここまで来たら甲子園へ行きたい」と力強く語った。
近大高専は、熊野市から名張市へ移転した2011年の夏に4強入りし、準決勝では終盤までもつれた展開の末、津西に13‐15で敗れている。伊賀地域初の、高専初の甲子園まで「あと2勝」に迫った。

25日の準決勝で、近大高専は明野と対戦する。試合開始は午前9時、会場は四日市市営霞ヶ浦第一野球場。
※試合結果詳細は「伊賀・名張の高校野球応援ブログ」に掲載予定(速報ではありません)

















