懐かしい音色奏でる 名張・夏見雅楽会

佐藤名誉教授(右端)らの指導で練習に励む「夏見雅楽会」の皆さん

 三重県名張市を拠点に活動する、神秘的でどこか懐かしい音色を奏でる雅楽を楽しむ同好会「夏見雅楽会」。講師3人による熱心な指導を受け、会員たちが練習に励んでいる。

 雅楽は管・弦・打楽器で構成される伝統芸能。同会では管楽器の「笙」「篳篥」「龍笛」で演奏している。

 同会の前身は2011年に創設された地域史、古代史を研究する市民団体「伊賀隠(なばり)史サイエンス舎」で、名張市民センターのサークルとしてスタートした。現在は独立した雅楽演奏の同好会として、同市蔵持町里のべルウイング武道交流館で練習している。

 笙を担当している同会代表の肥後和代さんは「17本の竹を束ねた優美な姿の笙は、吹いても吸っても音が出て5から6つの音を同時に鳴らす。雅楽の合奏では、次の音のリード役となる」と説明する。また、縦笛で雅楽の主旋律を奏でるのが篳篥。横笛でダイナミックな音色を出すのが龍笛だ。

 指導するのは、雅楽の演奏会を各地で行っている天理大学雅楽部の総監督、佐藤浩司名誉教授と同大講師らで、練習日にはほぼマンツーマンで教えている。

 佐藤名誉教授は「雅楽は自然や宇宙と調和するような美しい調べが特徴で、聞いていて誰もが心安らぎ、心豊かな気持ちになる。楽器演奏は決して難しくなく、1年もすればある程度上達できる」と話す。

初心者も気軽に

 現在、同会には40代から70代の6人が所属、新会員も募っている。肥後さんは「雅楽は心からリラックスできる音楽。敷居が高いと思われがちだが、初心者でも挑戦しやすいので気軽に練習の見学を」と呼び掛けた。

 練習は毎月第1土曜の午前10時から正午まで。月会費は3000円。

 問い合わせは肥後さん(090・9858・9758)まで。

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