伊賀市議会(定数24)は3月19日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当初25日に予定していた3月定例会の採決を前倒して実施し、425・9億円の2020年度一般会計予算案など43議案と請願1件を可決・採択した。閉会日の25日には新型コロナウイルス対策関連の補正予算案が提案され、審議・採決が行われる見通し。【当初予算案の採決の様子=伊賀市役所議場で】

 2020年度一般会計予算案については「補助金や委託金は前例踏襲され変化が見られない。全庁的な視点で横断的に考えてほしい」「経済や市民生活に影響が出て厳しい状況なのに、商工振興費の割合が少ない」などの予算常任委員長報告があり、討論の後、賛成多数(反対2)で可決された。

 水墨画家の故・穐月明氏の作品や資料を含む土地・建物が市に寄贈され、今春開館を予定している「ミュージアム青山讃頌舎」(同市別府)の指定管理者を伊賀市文化都市協会(同西明寺)とする議案では、総務常任委員長報告で「専門的な知識を持った職員を常駐させず、市が責任を持って運営していこうという姿勢が感じられない」、報告後の討論で「初の市立美術館という本気度が感じられない」などの反対意見が挙がったが、賛成12、反対11で可決となった。

 伊賀市サッカー協会が提出していた、Jリーグ基準のスタジアム整備を求める請願は賛成多数で採択。改選後の来年4月から、市議が本会議や各委員会などへの出席に交通費として1日1往復まで、自家用車利用の場合は1キロ当たり37円、公共交通機関を利用した場合は運賃と同額を支給できるよう条例の一部を改正する議員発議も賛成多数で可決された。