参加や募金呼び掛け

▲駅伝への参加や募金
を呼び掛ける実行委員会のメンバー=四日市市で

 市民が主体となり地域のがん研究を応援するイベント「第25回生命(いのち)の駅伝」が5月12日(日)から6月1日(土)まで三重県内と和歌山県の一部の計12コースを舞台に開かれる。主催の同駅伝実行委員会事務局(松阪市鎌田町)では、参加ランナーやサポーター、募金箱への寄付を呼び掛けている。

伊賀地域は5月27日

 がんで右足を失うも、がん治療の研究資金を募るために走り続けたカナダの青年テリー・フォックスの遺志を継ぎ、世界各国で開催されている「テリーフォックスラン」が、1995年に松阪市でも始まり、県内に広がってきた。11年前からは「生命の駅伝」と名を変え、続いている。
 ランナーは「命」と書かれた黄色の旗をリュックに掲げ、走りながらがん研究支援の募金を呼び掛けるとともに、コースに設置された募金箱をたすきに見立てて事務局につなぐ。昨年は約260万円が集まり、三重大学医学部附属病院や和歌山県立医科大学へ寄付された。
 今年は初めて県内全29市町を走行する。伊賀地域は5月27日(月)に開催。午前9時にハイトピア伊賀(伊賀市上野丸之内)をスタートし、市役所、県伊賀庁舎、市立上野総合市民病院、名張市役所、寺田病院、市立病院へ向かう。仕事や体力に合わせ部分的な参加も可能。
 実行委員を務める「がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会」の広野光子会長は「啓発と研究を目的に25年続いてきたのは素晴らしいこと。こうした事業を通じて、早期発見・早期治療につなげていくことができれば」と話した。
 ランナーの参加費(募金)は千円。当日参加も可能だが、グループの場合は事前に実行委事務局へ相談する。募金箱はコース内の自治体庁舎や医療機関に設置されている。日程やコースなど、詳細は同駅伝のホームページ(http://ekidenforlife.com)に掲載。
 問い合わせは同実行委事務局 電話090・2683・4915まで。

市民公開講座

 関連イベントとして5月12日(日)午前10時半から、三重大学医学部附属病院(津市江戸橋)で市民公開講座がある。昨年度の研究成果発表や、同病院緩和ケアセンターの看護師、堀口美穂さんの講演「あなたと家族を支えたい」がある。参加無料、申し込み不要。

伊賀タウン情報YOU 2019年5月前半(747)号」より

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