青年海外協力隊の一員として東南アジアのミャンマーに派遣される伊賀市西明寺の真壁恵さん(30)が12月19日、市役所で出発前の抱負を話した。派遣期間は来年2月からの2年間で、旧首都のヤンゴンにあるスポーツ体育研究所に勤務する。【ミャンマーで=伊賀市上野丸之内で】

奈良市出身の真壁さんは小学生から陸上競技を始め、専門種目が砲丸投げ。中学と大学時代に全国大会出場を経験し、伊賀市内の青果会社に就職した後も地元で小学生たちを指導していた。

勤務先はエリート選手や指導者の育成、スポーツ研究を目的に設立された全国に4か所ある国立施設の一つ。現地では14歳から16歳の男女選手約80人に砲丸投げや円盤投げなど投てき種目全般を指導、コーチの技量向上なども支援する。

赴任前の心境や目標について、真壁さんは「ワクワクしている。楽しみです。教えた子どもたちが将来、国内記録が出せるよう指導できたら」と話した。

応対した岡本栄市長は「私もミャンマーに行ったことがある。いい国で人々も穏やか。現地になじんで子どもたちをしっかり指導してください」と活躍を期待した。

 

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