
伊賀・名張工場を含む日本法人の従業員約480人での2017年1月から18年2月までの労働時間の累計で達成し、受賞は昨年に続き2度目。夢の実現に向け努力する子どもたちを応援したいと、昨年は両市にAEDや部活動などで使うバス運行費を寄付した。
今回寄付を受ける名張市サッカー協会と三重県軟式野球連盟伊賀支部には大会運営費とAED1台を、従業員やその家族が所属するスポーツ団体にはテントの貸し出し、三重大学には画像処理の共同研究費を贈った。
この日、伊賀市伊勢路の青山工場であった式典には米国本社の役員が駆け付け、受賞を「日本の皆さんの勤勉さの所以。記録を樹立してくれてうれしい」と祝辞。続いて同社の三島邦彦社長が寄贈先の代表に目録を手渡した。名張市サッカー協会の福本進治会長は「夢のある選手育成に役立てたい」、県軟式野球連盟伊賀支部の山﨑秀平理事長は「野球の振興とけがの防止に活用したい」と話した。
三島社長は「自分たちの仕事が地域のためになることで、従業員たちの働きがいや誇りになる」と話した。
また、同工場内の駐車場を改修し新設したテニスコート兼フットサルコート(1355平方メートル)のお披露目もあった。今後は従業員や家族らに利用してもらい、ゆくゆくは地域のスポーツ団体などに開放する予定だという。