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ホール存続を 利用団体らが要望 伊賀市のふるさと会館いが

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 伊賀市が廃止を計画している「ふるさと会館いが」(同市下柘植)のホール機能について、いがまち地区で文化活動をしているサークルや同施設を利用している団体らでつくる存続を求める会の女性メンバー4人が12月6日、賛同者5561人分の署名と要望書を岡本栄市長に手渡した。【署名簿を岡本市長(左端)に提出するふるさと会館存続を求める会のメンバー=伊賀市役所で】

 23年前に建設された同施設は鉄筋コンクリート造で延床面積が約2842平方メートル。市内で2番目に広い定員665人の大ホールや小ホール、リハーサル室、会議室などを備える。

 2015年3月に策定された市の公共施設最適化計画では、大規模改修した上で同施設に支所庁舎と公民館、地区市民センターの機能を19年度中に統合、移転する方針を公表している。

 存続を求める会は今年4月に発足。メンバーの一人で、同施設を毎年利用している同市佐那具町でダンススタジオを主宰する山下華子さんは「ふるさと会館いがを長年愛し、利用してきた人たちの声をくみ取ってほしい」と計画の見直しを訴えた。

 これに対し、岡本市長は「文化振興に寄せる熱い思いは大変立派だが、議会の議決を頂いた大変重い計画。行政としてはホールの運営にかかわらないが、残したいという方々で方向性を考え、知恵を絞ってはどうか」と答えた。

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