
児童たちに名張の特産品であるブドウに親しみ、収穫の喜びを味わってもらいと、山口さんが24年間続けている取り組み。児童たちは今年5月6日から計4回ブドウ園を訪れ、栽培しているデラウェアの芽の観察や房への袋掛け、種をなくすための処理などに携わってきた。
この日集まった児童と保護者たちは糖度計を使ってブドウの甘さを確かめたあと、自分自身が袋をかけたブドウ5房を収穫。15センチほどに育ったブドウを幹からはさみで切り離し、その場で頬張って味を確かめていた。
収穫するのは初めてという岩上真子さん(8)は「甘くておいしい。家に持って帰って家族みんなで食べたい」と話した。