同市青蓮寺の農家・山口繁一さん(87)の協力で24年間続けている取り組み。ブドウがどうやってできるか学ぶため、全5回の授業で成長過程の観察や袋掛けなどの作業を体験してもらう。8月には親子で収穫し、味わうという。
参加した56人の児童は、山口さんのブドウ園を訪れ、作業を体験。ブドウ棚から下がった6センチほどのデラウェアに手を伸ばし、房を液体が入った容器に浸した。児童たちは浸す3秒間を、声に出して確認していた。
参加した山﨑咲良さん(8)は「たった3秒間つけるだけで、種がなくなるなんて驚いた。甘くて大きいブドウに育ってほしい」と話した。