
展示は「栞のアーティストたち展」と題し、昨年3月に続き2回目。作品を通じて利用者たちを身近に感じてもらいたいと開いている。出展したのは施設内のアトリエで創作活動に励む、障害のある20代から60代の作家10人。日々の創作活動だけでなく、公募展などにも応募するなど精力的に活動している。
会場には絵の具や色鉛筆などを使って描いたイラストや刺しゅう、コラージュなど、過去2年ほどの間に制作した作品を展示。墨やボールペンで細かく描き込まれた動物や、鮮やかな色彩で花々を描いたイラストなどが、来場者の目を引いていた。
同所の生活支援員の福川佳代さん(59)は「作家たちのその時々の興味や関心が表現されている。作品から驚きや癒やしを共有できたら」と話している。
時間は平日の午前11時から午後5時まで。28日は開館し、同施設で作品制作のアドバイザーを務める亀山市の洋画家、森敏子さんと福川さんが作品を解説する。午後1時30分から。先着50人。
問い合わせは同施設(0595・62・3271)へ。