
主催は農山漁村男女共同参画推進協議会(事務局・東京都)で、活性化に優れた活動実績を持ち、積極的に活動する経験豊富な女性や高齢者の個人・団体が表彰の対象。表彰式が3月7日に都内であり、農水大臣賞にはシニア起業・地域活性化部門で受賞した同法人を含む3部門の3個人と2団体が選ばれた。
13年9月に設立した法人の名称は「女性目線で阿波(あわ)地域の将来を展望(てんぼう)する」という意味から名付けられた。メンバーは40代から70代の女性16人と男性2人の計18人で、予約制のレストランの他に、旧大山田村地域で1日約50食の宅配弁当を高齢者の独り暮らし世帯や家族に届けている。
表彰式に出席した松崎壽和子理事長(65)ら同法人の役員を務める女性5人が10日、岡本栄市長に受賞を報告。「宅配弁当を毎日待ってくれている人がいることが大きな力になった」「ここまで続けてこられたことはすごく幸せ。若い人を育てて継続できたら」と受賞の感想を話した。岡本市長は「設立当初から見守ってきたので、我がことのようにうれしい」と労った。