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中学校給食やエアコン設置へ 整備方針を報告 名張市教委

170216_11.jpg 名張市教育委員会は市内の全小中学校(14小学校5中学校)へのエアコンの設置や、中学校給食の2021年開始に向けた「センター方式」での給食設備整備に17年度から取り組む。2月14日の市議会全員協議会で学校施設整備の方向性として議員らに報告した。【方針を説明する上島教育長ら教育委員会=名張市鴻之台で】

 エアコンの設置は普通教室と特別教室約450室が対象。17年度に実施設計を始め、18、19年度で全校への設置を完了させるという。総費用は10億円程度を見込んでおり、17年度当初予算に実施設計業務委託料を計上する。

 市教委によると、全国的に校舎への空調設備導入が進んでいるのに加え、16年度の1学期に小学生で延べ645人、中学生で延べ587人が暑さを原因に体調不良を訴えていたことが独自の調査で分かり、導入を決めた。

 中学校給食は、16年3月に保護者や学識経験者らで構成する「昼食のあり方検討委員会」が給食センターを設けて調理し、各校に配送する「センター方式」か、民間業者が給食を調理し配送する「デリバリー方式」が望ましいとする意見書を提出。市教委で検討し、全生徒への給食を前提に人件費や維持管理費の抑制が可能で食育も可能として「センター方式」での実施を選んだ。

 導入に向けては、調理を担う給食センターの新設と各校への配膳室の整備が必要で、エアコン設置工事と並行してセンター建設地の選定や実施手法を検討し、20年に着工、21年度から給食実施を目指す。建設費は10億円を見込んでおり、市では民間業者の資金や手法を活用するPFI方式の採用も視野に入れ検討する。

 また、給食設備整備後に洋式トイレの設置率が低い学校を中心に洋式化を進めるほか、築30年を経過する学校施設が多くなっていることから、大規模改修などの老朽化対策についてまとめる「(仮称)名張市学校施設長寿命化計画」を20年度までに策定するとした。

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