【水路に浮かべられた花筏=三重県名張市中町で】

 三重県名張市中町を流れる簗瀬水路(城下川)に5月30日、涼しげなハナショウブを載せた「花筏(はないかだ)」がお目見えした。旧町と呼ばれる歴史的な町並みが残る旧市街地の初夏の風物詩で、6月14日まで風情を添える。

 簗瀬水路は江戸時代に名張川から生活用水を引くために築かれた水路。環境保全に取り組む市民団体「川の会・名張」が1990年から、この時期に花筏を浮かべている。

花筏にハナショウブのポットを載せる作業=同

 この日、川の会のメンバーら約20人が設置作業に参加。長さ約2メートル、幅約1メートルの舟形の筏を2基作り、水面に浮かべてワイヤで係留。会が市内の畑で育てるなどした紫の花を咲かせたハナショウブ約80ポットを並べた。

 川の会の福廣勝介代表は「花筏をきっかけに、魚も泳ぐほど奇麗になった川を見てほしい」と話している。

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