【山田さん】

伊賀市三田 山田龍男さん(85)

 趣味で撮影した風景や花などの写真と、お気に入りの曲を組み合わせてオリジナルのスライドショーを作り、DVD化して友人にプレゼントしたり、自身で観賞を楽しんだりもする。「出来る限り伊賀や近隣の季節の風物を撮り続け、頭の体操としてパソコンでの編集作業も続けていきたい」と意欲的だ。

 愛知県常滑市出身で、勤務する人形製造販売会社の人事異動で25歳の時に伊賀へ移った。当初は製造担当だったが、後に店舗の運営を任され、72歳まで店長として勤務した。60代半ばごろになって、店舗の販促用ちらしを自身で作成しようと、知人から写真撮影の技術や画像の編集・加工方法などを教わった。

市美展入賞も

 曲から連想する情景を思い浮かべながら、撮った写真とマッチさせるのが楽しみで、DVDの表面には画像やタイトルも印刷する。伊賀地域と周辺の風景に加えて花火なども撮るようになり、70代半ばからは市美術展に応募して入賞も果たしている。誘われて全日本写真連盟の会員にもなり、写真仲間と撮影旅行に出掛けてきたが、最近は遠方へは行かなくなってきたという。

 3人の子どもと6人の孫との会食やだんらんを楽しみにしつつ、「体調を気遣ってくれる妻の手料理を頂いていれば、特に体に悪いところはないね」と笑った。

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