【オブジェに集まりポーズをとる柴犬と猫=伊賀市ゆめが丘で】

 格子状の枠の中に、ぴったりと収まる柴犬たち――。三重県伊賀市ゆめが丘の上野南公園にあるオブジェが、地元の飼い主らの間で“柴犬マンション”と呼ばれ、設置から20年以上経ってフォトスポットとして注目されている。

 オブジェは高さ2・4メートル、幅3メートル、奥行き0・2メートル。9つの穴があり、上6つが大きく、下3つが小さい。コンクリートと桜御影石でできており、ゆめが丘地区市民センターに隣接する公園西口Bと呼ばれる場所にある。

 市都市計画課によると、同公園の供用開始は1999年で、オブジェは同時期に設置された。名前は付いておらず、フォトスポットを意識したものではなかったが、ペットの撮影に利用する分には問題ないという。

 柴犬の姫子(雌・14才)を飼う同市緑ケ丘中町の介護福祉士、宮杉久美子さん(47)は、数年前からオブジェの額のような形が気になり、一昨年の秋に初めて愛犬の撮影に利用した。市内の柴犬仲間のカンタ(雄・4才)とメイ(雌・3才)を迎えて計3匹で撮影したが、“空き部屋”が気になったという。

 昨年12月には、他の仲間も集めて計5匹で撮影。SNSに投稿された写真を見た人からは「住んでみたい」「空き部屋があるなら入りたい」などの声が寄せられた。

 今年2月中旬には、姫子とカンタ、メイの他に伊賀、奈良、天理各市からムーン(雄・4才)、てん(雌・6才)、太郎(雄・9才)、ポン(雌・6才)の柴犬7匹と猫の幸(雄・1才)の計8匹が集合し、ついに“ほぼ満室”になった。

 参加した飼い主たちは「集まって撮ると楽しい」「『伊賀』のような文字が入っていたらもっといいのに」と話した。愛知県西尾市の佐久島にあり、人間が入れる人気アート「おひるねハウス」のペット版のようだとの声も上がった。

集まった飼い主たち
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