【来場を呼び掛ける担当者=伊賀市阿保で】

 造形作家、玉田多紀さんと三重県伊賀市内30施設の年長児の共同作品展「ダンボールアート展たまご探しの旅」が11月23日から12月3日まで、同市上野丸之内の史跡旧崇広堂で開かれる。伊賀市文化都市協会主催。

 玉田さんは兵庫県出身。古紙ダンボールで動物などユニークな立体作品を制作する他、ダンボールの強度と柔軟性を生かした独自の技法を教育現場でも広めている。

 今回「伊賀市の保育園児と共同で作品展をしたい」と、保育園の職員らを対象にワークショップを開き、それぞれの施設で年長児が「ダンボールたまご」を制作。オリジナリティーあふれる作品約550個が、「可能性」「つながり」などタイトルが付けられた8つの部屋に、玉田さんが作った恐竜や亀などの作品とともに展示される。

 また、クイズやスタンプラリー、玉田さん制作による大人も入れる「巨大たまご」も出現するそうで、遊び心のある展示になるという。

 更に会場では、ダンボールアートの制作風景がプロジェクターで紹介され、園児たちの制作場面もスライドショーで流れる予定。

 時間は午前9時から午後4時30分まで。入場無料。火曜休館。

 同協会の担当者は「今までになかった企画。たくさんの人に見て頂いて、楽しんでもらえたら」と来場を呼び掛けている。

 問い合わせは同協会青山支所(0595・52・1109)まで。

- Advertisement -