【目録を受け取った新井さん(中央)と時枝会長(左から2人目)ら=名張市箕曲中村で】

 三重県名張市の青蓮寺・百合が丘地域づくり協議会が11月13日、地元の赤目中学校(同市箕曲中村、山本和弘校長)へ吹奏楽部が使用するリード(マウスピース)を贈呈した。同月4日に開いたイベントの会場で来場者から寄せられた寄付金などで購入した。

 同中の吹奏楽部は、夏祭りや秋のイベントなど、折にふれて地元で演奏する機会があり、今秋も11月4日の「百合が丘地域フェスタ/市民センターまつり」で演奏を披露。地域の広報紙でも事前に支援を呼び掛け、集まった約7万6000円で、サックス用8個、クラリネット用9個を購入した。同協議会によると、同中を支援する取り組みは昭和30年代から続いているという。

 この日、学校を訪れた同協議会の時枝民生代表理事は、吹奏楽部部長の新井唯菜さん(3年)に目録を手渡し、「秋晴れの空を突き抜けるような素晴らしい演奏に希望や元気を頂いた。頑張っている皆さんを応援したいという思いがこもり、たくさんの寄付が集まったと思う」と思いを伝えた。

 同中吹奏楽部には現在、3年生も含め26人が在籍。目録を受け取った新井さんは「新型コロナの影響で部活動に制限が多くなっていたけれど、こうして演奏の機会や支援を頂いてうれしい。部員たちのやる気にもつながると思う」と謝意を伝えた。

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