【締結式に出席した(右から)岡本市長、池田社長、岡本所長=伊賀市で】

 三重県伊賀市と物流会社「近畿福山通運」の伊賀上野営業所(岡本浩司所長)は5月30日、災害時の物資輸送と運営協力に関する協定を締結した。

 同社は三重と奈良、和歌山の3県に7つの営業所があり、協定締結は同市で5例目。協定では、災害発生時や発生するおそれがある場合に市の要請に基づいて被災地に対する救援物資の緊急輸送体制の速やかな構築や人材、資機材、施設などを活用した運営協力が盛り込まれている。

 岡本所長によると、同市治田の伊賀上野営業所には10トントラックなど車両約30台を保有。締結式の後、岡本栄市長は「いつ起こるか分からない南海トラフ地震のこともあり、協力は大変ありがたい」、同社の池田敦美社長は「物流会社は安全安心が一番。微力だが、万が一の場合は支援に貢献したい」と話した。

- Advertisement -