【安全を祈願する青山観光振興会の金山会長(中央)=伊賀市勝地で】

 三重県の津と伊賀の市境にある青山高原で4月20日、本格的な観光シーズンを前に山開きの安全祈願祭があった。約25人が出席し、訪れるハイカーや観光客の安全を願った。

 「関西の軽井沢」とも呼ばれる青山高原は室生赤目青山国定公園内にあり、標高756メートルの三角点付近からは伊勢湾全体が見渡せる眺望が楽しめる。高原内を通る県道沿いには春になるとアセビやツツジの群生が咲き誇り、大規模な風力発電施設が間近で見られる。

 安全祈願祭は山頂小屋(伊賀市勝地)で営まれ、同地区にある奥山愛宕神社の内保隆幸宮司が祝詞を読み上げた後、参列者が玉串を奉納した。主催者で青山観光振興会の金山修会長は「コロナ禍で3年を迎え、観光を始めさまざまな業種で厳しい状態が続いている。その中で青山高原に訪れる人は大変多い。問い合わせも多く、約2年前にホームページを作成し、登山道や遊歩道の地図を掲載した。今後とも青山高原を中心とした観光振興に尽くしていきたい」とあいさつした。

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