特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、伊賀署がJAいがふるさと猪田ふれあい店(福森正孝店長)と、いずれも職員の工藤由美子さん(62)、山口祐理香さん(50)にそれぞれ感謝状を贈った。【感謝状が贈られた(左から)福森店長と工藤さん、山口さん=伊賀市猪田で】

 警察などによると、11月6日午前11時ごろ、定期預金など349万円を解約する目的で一人暮らしの女性客(79)が来店。普段の様子と違うことに気付いた工藤さんと山口さんが不審に思い、事情を聴くなかで「詐欺の手口ではないか」と判断し、福森店長に相談の上、警察に通報した。

 女性宅には10月22日以降、実在する住宅会社の関係者を名乗る男から高齢者施設への入居を誘う電話があり、来店当日も連絡があったという。金川裕之署長は「勇気をもって声を掛けて頂いたことは大変すばらしい。今後も被害に遭いそうな方を一人でも多く救ってほしい」と感謝を述べた。窓口で対応した工藤さんは「絶対詐欺だと思ったので、防げてよかった」と話した。

 同署によると、今年1月から12月4日までの間に管内で発生した特殊詐欺は2件で、被害額は合計約240万円になるという。