【相談】乳がん検診で2a期と言われ乳房を全摘。抗がん剤治療中です。同病の友人が骨転移してから、不安と恐れを抱くようになりました。骨転移はどの程度起きますか? (伊賀市、主婦、53歳)
【答え】早期乳がんは 少ないようです
がん細胞が血液の流れに乗って骨に転移することを骨転移といい、転移が起こりやすい場所としては骨のほか、肝臓、肺、リンパ節などがあげられます。最終的には乳がんの50~60%に骨転移が起こるとの医学的なデータも知られていますが、多くの病友の事例では、あなたのような早期といえる乳がんからの骨転移は少ないようです。
また、万一、骨転移が見つかっても、今はホルモン療法や多剤併用化学療法、温熱療法などにより、軽快することも多くなりました。
名張市のがん相談には、他にも骨腫瘍や乳がんの骨転移についての相談が多く寄せられていますので、次の内容の勉強会を開催します。
【日時】6月29日(火)午後2時~4時【場所】名張市市民情報交流センター(Navarie内)2階会議室【内容】講演「名張で学ぶがん医療♪ 『骨』について学びませんか」 講師は名張市立病院副院長・整形外科部長の園田潤さん。骨粗鬆症や骨の痛み、骨腫瘍、乳がんの骨転移など、スライドを使って丁寧に教えていただきます。定員は、当日先着60人。(質疑応答もあります)
(名張市がん・難病相談室専任相談員 広野光子)
【名張市がん・難病相談】 相談は毎月第3土曜日(2010年6月は19日)の午後1時~午後4時。名張市勤労者福祉会館1Fの小会議室。0595-63-5515
「伊賀タウン情報YOU 2010年6月前半(533)号」より
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