名張市緑が丘中の落水保之さん(75)による初の個展「水彩画小作品展」が、6月21日(金)から23日(日)まで同市元町のイオン名張店3階リバーナホールで開かれる。入場無料。【「万葉の刻」を紹介する落水さん=名張市緑が丘中で】

風景画など約90点

 10年前、退職を機につつじが丘市民センターの水彩画教室に通い始め、その後、自宅で創作活動に取り組むようになった。2013年に日輝会美術協会主催の日輝展で文部科学大臣賞を受賞したのを始め、市美術展覧会では15、17年の2回、市長賞を受賞した。

 出身地の長崎県にある軍艦島に魅せられ「絵の題材として映える」と多くの作品のテーマとしてきたが、今回は、奈良・東大寺の鐘楼を100号の大きさで描いた作品「万葉の刻」がメイン。同作など最近の作品は、石膏を下地に使用して質感を表現する手法に挑戦しており、「私の作品を初めて見てくれる方と交流する場にしたい。遠慮なく講評してほしい」と来場を呼び掛けている。

伊賀、名張の風景を描いたはがきサイズの作品

 会期中は「万葉の刻」を始め、はがきサイズの作品まで、大小合わせ約90点が並ぶ予定。小作品の中には伊賀、名張の風景約20点もある。時間は午前10時から午後5時(最終日は同4時)まで。

 問い合わせは落水さん(0595・63・4414)へ。

2019年6月8日付749号11面から

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