【赤い格納箱に収納されている管鎗やホースなど=伊賀市で】
自治会や自主防災組織が、初期消火のために消火栓のマンホール付近に設置している赤いホース格納箱から、金属製の「管鎗(放水用ノズル)」が盗まれる事案が、昨年11月中旬から今年1月中旬にかけて三重県伊賀市内で20件発生した。被害は特定の地域に集中しており、転売目的による盗難事件として捜査している伊賀署では注意を呼び掛けている。
同署によると、壬生野駐在所管内の希望ヶ丘で6件、川西(青葉台)で2件、柘植駐在所管内の柘植町倉部地区で7件、小杉で4件、平田駐在所管内の炊村で1件発生。自主防災組織や消防団が定期的に格納箱を点検する中で発覚し、近隣でも被害が判明した。
全国で被害
格納箱には一般的に、管鎗、20メートルホース、消火栓開閉器などが入っており、緊急時に誰でも扱えるよう施錠されていないケースがほとんど。管鎗の先端は真ちゅう製またはアルミ合金製で、金属の買取価格高騰もあり、全国で盗難被害が相次いでいる。
市内では2015年に管鎗の盗難が相次いで以降、アルミ製のものを設置したり、前扉を開けるとブザーが鳴るようにしたり、ロープやシールなどを巻いたりと、各地域で防犯対策も講じられてきたが、同署生活安全課では「消火栓の用途を考えれば、格納箱を施錠したり、施錠できる別の場所で資機材を保管したりするのは難しい。定期的な見回りや点検などが被害防止につながれば」と話している。
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