【ダーツやボードゲームを楽しめるフリースペース=名張市丸之内で】

 三重県名張市は6月29日、経済状況や家庭環境などに課題を抱える子どもや若者が、学校や家庭、職場以外で安心して過ごせる第三の居場所「Nabaりnk(なばりんく)」を市総合福祉センターふれあい(同市丸之内)3階に開設する。23日には内覧会が開かれた。

 施設は広さ約900平方メートルで、静と動のエリアに分かれる。静エリアには漫画や小説などをそろえた読書コーナーや、パソコンの持ち込みも可能な学習室を設置。動エリアにはギターやスピーカーを備えたプレイルームの他、ボードゲームやダーツなどを楽しめるフリースペース、交流スペースを設けた。

 この他、相談室や調理室、浴室も備え、食事や生活面での支援にも対応する。本や玩具などの備品には、市民から寄せられた寄贈品も活用された。

 利用対象は市内在住、在学、在勤の10代から20代。利用料は無料で予約不要。初回利用時に登録が必要で、開館時間は月曜から土曜の午前10時から午後8時まで(8月末までは土曜休館)。

 施設はB&G財団(東京都)の助成を受け、市老人福祉センターの入浴施設だった場所などを約5000万円かけて改修した。市によると、年間運営費は約1440万円を見込んでいる。

 施設には市職員2、3人を常時配置し、利用者の見守りや相談対応に当たる。浪花武志保育・家庭担当部長は「気軽に立ち寄れる場所にすることで、困りごとを抱える子どもや若者を早い段階で支援につなげたい」と話した。

実行委員の紹介コーナー

 施設運営には地元の高校生や大学生らでつくる実行委員会も参加する。メンバーは23人で、イベント企画などを担い、利用者目線での拠点づくりを進める。

 内覧会で案内役を務めた実行委員の森島湊大さん(15)=英心高校桔梗が丘校1年=は「友人に誘われて参加した。みんな明るくて活動が楽しい。自分にできることから頑張りたい」と話した。

 問い合わせはNabaりnk(0595・41・0418)まで。

- 広告 -