【4位入賞を報告した(左から)監督の奥田さん、小島さん、奥田智裕さん=伊賀市四十九町で】

 弘前市の青森県武道館で開かれた「第72回全日本勤労者弓道選手権大会」に出場し4位の成績を収めた、三重県伊賀市に本社を置く自動車部品メーカー「安永」の選手3人が6月24日、稲森稔尚市長に結果を報告した。

 大会期間は5月30日と6月1日の2日間で、安永を含む全国の78チームが出場した。1チーム3人の団体戦で、1次予選は28メートル先にある直径38センチの的に12射して7的中以上だった42チームが2次予選に進出した。

 上位16チームが決勝トーナメントに進める2次予選で、安永は10的中の成績で勝ち上がった。決勝トーナメントでは、鹿児島県庁、福岡県教職員をそれぞれ1射差で競り勝ち、準決勝の対DCM(愛媛)、続く3位4位決定戦の対デンソー湖西(静岡)は惜しくも1射差で敗れた。

 安永の弓道部は創部が1967年で、同大会は2位が過去最高の成績。監督兼任の奥田佳和さん(49)は「今回は4位だったが、これからも優勝目指して頑張りたい」、初出場だった小島芯さん(20)は「優勝できず悔しさもあるが、今までの練習が報われた感じがしてうれしかった」、奥田智裕さん(44)は「接戦の末での4位。来年は更に上を目指して頑張りたい」とそれぞれ今後の目標を語った。

 稲森市長は「伊賀は弓道が熱心な土地柄ということをより知ってもらいたいと思うので、市民の皆さんのハートを射止めてください」と話した。

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