【稚アユを放流する園児たち=伊賀市小田町で】
三重県伊賀市を流れる木津川支流の服部川で5月27日、園児による稚アユの放流があった。
主催した伊賀川漁業協同組合が来月8日のアユ釣り解禁を前に実施した。三田保育園の年長組と年中組の10人が同市小田町の伊賀上野橋付近からバケツに入れた体長12、13センチの稚アユ約25キロを川に放した。
参加した年長組の中森鈴葉ちゃん(5)は「アユさんにバイバイの気持ちを込めて逃がした。すごく楽しかった」と話した。同漁協の近藤徹雄組合長(76)は「アユは岩に付いたコケを食べて大きくなり、7月に入ると体長20センチ以上に成長する。川や自然に親しみ、大切に思ってもらえたら」と話した。
同漁協によると、4月から市内を流れる木津川上流や服部川、柘植川にアユの稚魚と成魚約1トンを放流。遊漁料は友釣りが年間7000円、1日のみは2000円で、解禁日は3000円。
問い合わせは同漁協(0595・24・2906)へ。
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