【設置された靴箱を使う子どもら=名張市桔梗が丘3で】
三重県伊賀市小田町のスチール家具メーカー「豊國工業」は、名張市立桔梗が丘小学校(桔梗が丘3)に、児童の要望を取り入れて開発したスチール製靴箱37台を寄贈した。同小で2月27日、感謝状贈呈式が行われた。
同小では1972年の開校以来、50年以上にわたって木製の靴箱を使用してきた。区画は1人1つの箱型で、靴の置き場は一段のみ。「外靴を置いた後に上靴を置くと汚れてしまう」「長靴が折り曲げないと入らない」などの声が児童から上がっていた。
今回の寄贈は、同社の井上明彦社長(52)が卒業生であることがきっかけで実現した。6年生有志4人でつくる「くつ箱プロジェクト」が中心となり、全校児童にアンケートを実施。改善点や必要な機能、希望する色などをまとめ、同社の担当者とやりとりを重ねた。
靴箱は約半年をかけて完成。高さは各学年の平均身長に合わせ、約1メートルから約1・6メートルまで段階的に設定した。区画内は上下2段構造で、上段は奥行きを浅くし、下段には長靴も収納できるようにした。左右の仕切りを低くし、奥の壁もなくすことで見通しや風通しを良くし、配色は学年ごとに多い希望色を採用した。

贈呈式では、プロジェクトメンバーで6年の中野迅さん(12)が全校児童約450人を代表して感謝の言葉を述べ、手紙や手作りのコースターを井上社長に手渡した。中野さんは「とても使いやすくてうれしい。後輩たちにも奇麗に丁寧に、長く使ってもらいたい」と話した。
同社は、今回の靴箱を商品ラインナップに加えるという。
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